マイストーリー

My Story

時期/できごと

私は1972年、北陸の兼業農家に生まれました。

子どもの頃から、どこか生きづらさのようなものを感じながら育ちました。学校生活の中でうまくいかないこともありましたが、その経験を通して、人を傷つけないこと、誠実に生きること、自分を立て直していくことの大切さを少しずつ学んできたように思います。

成長するにつれて勉強の面白さに目覚め、中学・高校では学業に力を注ぎました。けれども、思うようにいかないことも多く、大学受験では大きな挫折も経験しました。努力すれば必ず願いが叶うわけではないこと、自分の進む道は自分で見つけていくしかないことを、当時の私は痛いほど感じていました。

その後、慶應義塾大学経済学部に進学し、卒業後はIT企業でシステムエンジニアとして働き始めました。文系出身だったこともあり、社会人になってからしばらくは苦労の連続でしたが、仕事を通じて少しずつ自分の足で立つ感覚を身につけていきました。

そんな中、2000年、28歳のときに東京でセラピストとしての活動を始めました。

きっかけの一つは、インターネットの普及でした。これまで表に出にくかった女性の繊細な悩みや癒やしのニーズに、より自然なかたちで寄り添える時代が来たのではないかと感じたのです。

もう一つは、私自身がもともと女性の心と身体の癒やしに深い関心を持っていたことでした。人が安心の中で自分をほどき、本来の感覚を取り戻していく過程に、強く惹かれていました。

実際にこの仕事を始めてみると、会社員として働くことだけでは満たされなかった自分の一面が、少しずつ息を吹き返していくのを感じました。女性と向き合い、心と身体の両方に寄り添う時間は、相手を癒やすだけでなく、私自身をも癒やし、支えてくれるものでした。

2000年から2005年にかけては、サイトに寄稿した文章が大きな反響を呼び、書籍化につながる出来事もありました。その後、いったん活動を休止した時期もありましたが、その時間の中で、レイキやカードリーディング、タロット、催眠療法など、さまざまな形で「癒やし」を学び直しました。

2007年に活動を再開し、その後も多くの出会いに恵まれました。けれども人生には、結婚、出産、転職、石川県への移住、別居、離婚など、さまざまな転機がありました。生活や環境が大きく変わる中で、セラピストとしての活動を離れた時期もあります。

それでも、この仕事への思いが消えることはありませんでした。

2017年に再開してからあらためて感じているのは、この仕事が単なるサービスではなく、その人が自分自身を取り戻すための時間に深く関わるものだということです。

私は、女性が自分の身体や感情に安心して触れ、自分らしさを取り戻していくことを大切にしています。快楽は単なる刺激ではなく、安心感や自己肯定感、女性性の回復につながることがあります。心と身体がやさしく結び直されていく、そのお手伝いができることに、私は深い喜びを感じています。

長くこの仕事を続けてこられたのは、お客様からいただいたあたたかな言葉に支えられてきたからです。未熟さを感じたことも、迷ったこともたくさんありましたが、いただいた言葉の一つひとつが、私にこの仕事の意味を教えてくれました。

現在は、本業であるITエンジニアの仕事を続けながら、セラピストとしての活動に加え、タロットやオラクルカードによる相談、文章を書くことにも取り組んでいます。

これまでの人生で経験してきた挫折や回復、学びや出会いのすべてが、今の私の仕事につながっています。

遠回りの多い人生だったかもしれません。

けれど、その遠回りがあったからこそ、孤独や痛みを抱える人の気持ちに、少しだけ近づけるようになったのではないかと思っています。

これからも、女性が安心して自分を解放し、心と身体の両方から満たされていく時間を大切にしていきたいと思っています。

出会ってくださる一人ひとりにとって、ここが少しでも自分を取り戻せる場所になれば嬉しいです。

 

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