今回のテーマは女性のための男性を虜にするテクニックをご紹介します。
あなたは知っていますか?男性だって、ゆっくりとイカせてほしいことを。ソフトなタッチから、焦らされ焦らされていくうちに、男性の体内に性的なエネルギーが蓄積し、これまでにないような恍惚の瞬間を迎えるのです。セックスの醍醐味は、相互愛撫、相互官能です。彼と一時間でも二時間でも愛し合えるテクニックを紹介します。ここでは、スローライフを提唱するアダム徳永さんの考えたスローセックスのエッセンスを取り入れています。
キステクニック
キス、それは深い信頼と愛情のしるしです。そして濃厚なセックスのためのプレリュードでもあります。互いの粘膜が触れ合う小さな性交渉です。「愛されたい」生命体である女性は、ゆったりとしたキスを交わすことで、深い信頼と愛情を実感し、心とカラダを開く準備をはじめる性質をもっています。しかし男性からすると「キスもしないで挿入したら怒られそう」くらいの感覚でしかありません。感性豊かでドラマチックなキスが、どれほど高い官能をもたらすか。そのことに相手が気づいていなければ、あなたから教えてあげましょう。キスだけは、あなたが主導権を握るのです。基本はソフトなキスから徐々にハードなキスへと移っていきます。
1. フレンチキス
唇と唇がわずかに接するようなキス。唇の柔らかい感触と息遣いを楽しむキス。彼の上唇、下唇にあなたの唇を押し当てます。さらに顔や耳などにも、押し当てて、貴方の唇の感触を味わってもらいます。
2. サウンドキス
チュチュと音を立てるキス。彼の顔じゅうにキスをします。リズミカルに音を楽しむようにするキスです。スローセックスはまだ始まったばかりですから、やらしい音はまだいりません。
3. タンキス
タンとは舌のこと。舌先でお互いつつきあう感じのライト感覚のキスです。舌を絡めるのではなく、舌先で、彼の舌先をつんつんといたずらするようにつつきます。彼の反応を見て、下を左右にふったり、小刻みに出し入れしたり変化をつけてみます。この段階では、まだ舌を激しく絡めあわせてはいけません。ゲーム感覚で、舌と舌を遊ばせましょう。
4. ペニスキス
あなたの舌をペニスに見立てて、突きだしてください。それを彼の口の中にインサートしていくのです。女性の舌が、ヌルっと入ってくる感覚は、男性に興奮を覚えさせます。何度も、舌を出し入れしてみましょう。要するに、口と舌で行うバーチャルセックスです。これを男女が交互に行うことで、倒錯した興奮を呼び起こします。ペニスキスを楽しむコツは、舌を硬くしないこと。舌を出そうとするとつい舌先に力が入りがちですが、意識して牛レバーのようなトロ~リと柔らかい感触を心掛けてください。ペニスは硬い方がいいですが、ペニスキスのときの舌は柔らかいほど、なんとも言えないエロチックな官能を味わえるのです。
5. ディープキス
ここからは理性をときはなしてください。
舌を絡めあい、熱い吐息を吐きながら舌を絡めてくるあなたに、彼のテンションも一気に上がっていきます。
6. バキュームキス
口を完全にふさぐような形にして、密着して吸いあいます。強く、頬もへこむくらいに吸います。愛する相手のすべてを吸いつくすような激しいキスです。また、全身でも、愛する気持ちを表現します。彼の身体に密着して強く抱き合いながら、吸引を続けます。やらしい音を出して、唇も舌も吸いあいます。互いの口の中が真空状態になって、唇が真っ赤に腫れあがるほど、情熱的に吸引しあいましょう。
理想的なキスとは、一口で言えば“深い感性で味わう”キスです。その感性を育てるためには、何よりも“キスを楽しむ精神”が大切なのです。キスの最中に、貴女の熱い吐息を、彼の耳にかけてみましょう。そして、口をつけるようにして、ぞくぞくするような言葉を耳元で囁いてみましょう。素直な気持ち、例えば「大好き」「感じてきちゃった」など。その言葉は、彼の性感を大きく突き動かすはずです。
センシャルタッチ
センシャルタッチは、スローセックスの基本です。 陰陽のエネルギーを交流する技法であり、性エネルギーを循環させることで、性感脳を開いていくテクニックです。どんな女性も全身性感帯となり、果てしないエクスタシーを迎えることができます。そんな快感テクニックを男性にも使わない手はありません。今度はあなたが彼にセンシャルタッチをしてあげる番です。手には労宮といって性エネルギーの大きな出入り口があります。そして5本の指先と共に、微細な性エネルギーの放出口になっているのです。センシャルタッチを通して、あなたは彼の中の性エネルギーを増幅させ、自らと交流させることができるとイメージしてください。これをマスターし、効果的に使えば繊細にして、焦らされるようなタッチで、彼の見たこともないような恍惚とした表情が見られるかもしれません。
まずは手のひらを相手の皮膚から平行に約2cmほど浮かせた位置まで近づけて下さい。5本の指を曲げて指先だけ、お相手の皮膚の上に優しく触れます。これが手の基本形で、指先が皮膚に触れるのか触れないのかというタッチ圧が重要です。とてもデリケートなタッチ圧が求められます。
その基本形ができたら、指は右回りの楕円形を描くように動かします。そして大切なのはスピードです。一定のリズムで秒速3cmが理想の速さ。亀のような速度です。これが早いと、くすぐったくなってしまい、快感どころではなくなります。そして、なぜ一定なのかというと、相手に動きを予測させることで「もうすぐあの辺りを触って貰える」という期待感を抱かせ、それが性感を向上させるのです。ですので等間隔で開いた指も固定が望ましいでしょう。
まず彼の背中にやってみましょう。
仙骨部分を大きな面と捉えてゆっくり円を描きます。ここを3回ほどセンシャルタッチします。次に螺旋を描いて上へ移動させていきます。慣れないうちはどうしても速度が速くなりがちです。十分注意して、焦らすようにゆっくりと肩甲骨から首筋の方へ登っていきます。首筋まで行ったら脇を通って仙骨部分に戻ってきます。これを1セットとして繰り返してみてください。
また、背中をタッチする際に、お尻の割れ目部分を忘れないでください。ここは大きな性感帯です。割れ目部分に手を入れ、アナルや睾丸ギリギリのラインをゆったりとセンシャルタッチします。
センシャルタッチを行うにあたり、一つ注意点があります。女性の多くは冷え性の方がおられますが、冷たい手でセンシャルタッチをすると、快感ではなく、ちょっと不快になってしまうです。ですからセンシャルタッチを行うときは、冷たい手の方は、手を温めてから行なっていただきたいと思います。
次は仰向けでのセンシャルタッチです。
胸から、鼠径部まで、連続して愛撫しますが、その順番に気をつけてください。女性を愛撫する場合は、下腹部から首筋方向へ進んで行きます。これは性エネルギーを脳へ送り、女性の性感脳を開くためです。しかし男性を愛撫する場合には、ペニスへの愛撫への期待感を高めていくことが肝心です。従って、ペニスから遠い胸から腹部、そして鼠径部という順番になります。片方の手を彼の手のひらと合わせておくと、お互いの性エネルギーの循環が活発化します。彼の目を見つめ、ゆっくりとセンシャルタッチを行います。
胸部分のセンシャルタッチです。乳首は男性にとっても性感帯です。外側から乳首に向けて渦巻きを描きます。乳首に、触れたら痛くない程度につまんでみます。そしてもう一方の胸へとタッチを続けます。指をゆっくりとお腹に降ろしていきます。右回りの螺旋を描きながら下腹部まで丁寧にタッチをします。
次に鼠径部に移ります。鼠径部とは骨盤の エッジとペニスの根元を包んだラインです。ここは狭い部分なので2本の指を使ってタッチしていきます。優しく股間へ指を這わせ、戻す時は多少で内に押し込む感じです。ペニスギリギリのところを何度もタッチします。逆の鼠径部に移動する時には睾丸をセンシャルタッチしましょう。男性はいよいよペニスに来るのかと期待します。しかしわざと焦らしてまた胸の愛撫に戻るのです。そうしてたっぷりと時間をかけ、たっぷりと焦らしてからペニスへの愛撫に入るのです。
ペニスへのセンシャルタッチです。面が小さいですが基本は同じです。睾丸部分から裏筋部分をゆっくりとしたタッチ。ここでも右回りです。裏筋部分の根元からカリまでを一つの面としてタッチします。次に亀頭部分に移ります。さらに表の根元からカリ部分までも面として楕円を描きます。面を大きくして根元から亀頭部分までをゆっくりなぞります。また亀頭に戻ります。裏筋部分から、ソフトに最後に睾丸に戻ります。ペニスが男性にとっての最大の性感帯であると同時に最大の性エネルギーの生産所です。ソフトなタッチで愛撫を続けることは、射精を防ぎながら、彼の体の中で大量の性エネルギーを循環させるのです。
スクラッチ愛撫
M願望は、ほとんどの男性が持っているものです。女性に征服されたい、いやらしい言葉で責められたい。男性の M 的な性感を刺激するのがスクラッチ愛撫です。スクラッチとはひっかくことです。繊細なセンシャルタッチをしながら、“愛撫のスパイス”として、ここぞというポイントで彼に爪を立てるのです。突然の激しい刺激に、彼は鳥肌が立つような快感を得ることでしょう。
まずは手の形から。5本の指先を軽く曲げた猫の手の形が基本フォームです。ポイントは、爪の先端が皮膚に対して垂直になるようにすることです。そして一気にひっかきます。このとき、蚊に刺されたところを掻く時くらいの“強スクラッチ”と、爪を軽く滑らせる程度の“弱スクラッチ”の2種類を上手に使い分けてください。指を動かす速さは秒速30cm。センシャルタッチは、じれったいほどゆっくりの秒速3センチでしたが、スクラッチ愛撫はかなり早くなります。また、逆に押す種類もあります。この時は引く時よりも強めにしてください。センシャルタッチの楕円運動に対して、スクラッチの特徴は直線的な動きです。筋肉の筋に沿って平行に指を動かすようにしましょう。
具体的な愛撫法を紹介します。
背中へのセンシャルタッチで彼はすっかりリラックスして、あなたの愛撫に体を委ねています。そんな時、肩甲骨部分から思い切りスクラッチをしてみましょう。彼の反応を楽しみ、また何事もなかったようにセンシャルタッチです。仙骨部分でのタッチも終わりかと思わせて、今度は下から押し込むようにスクラッチをします。スクラッチをする上で大切なのは、相手の不意をつくことです。彼の精神的な動揺が快感に変わるのです。彼の意識が性器への感覚に集中しているその時に、背中にスクラッチをします。下から上へ、あるいは中心から外へ、かきむしるようにスクラッチをします。男性はあなたの興奮を背中からも受け取ったように感じて、ますます興奮していきます。騎乗位の場合も有効です。女性は自由に腰を動かし、男性は完全に受け身で、乳首を愛撫するふりをして、いきなり背中に爪を立ててスクラッチです。彼はあなたにまるで犯されているようで M 的な快感に浸ることでしょう。
このスクラッチには、“性感のリセット効果”があるため、適度にスクラッチを入れることで、愛撫の本流であるセンシャルタッチが常に新鮮さを保つことができるのです。
甘噛み
セックスは心の会話です。しかし言葉は要りません。互いの体をさらけ出して語り合うのです。あなたがどれほど感じているのか、あなたがどれほど彼を愛してるのか、それを彼の身体に直接伝えるのです。甘噛みテクニックは、燃え上がるあなたの愛を伝えるには最適でしょう。
1. 耳たぶへの甘噛み
耳たぶは柔らかいので、下の歯を唇でカバーして、噛んでみてください。こうすれば結構強く噛んでも大丈夫です。具体的な愛撫法を見てみましょう。右手でセンシャルタッチをしながら首筋にキスをします。センシャルタッチは全てのベースです。いつも片手は彼にタッチです。首筋へオーラルで攻めます。キスから舌を長く出して舐め上げます。男性はゾクゾクとした快感を感じますが、その時、耳たぶへ甘噛みしてみます。下唇と上の歯で噛んだまま、引っ張ります。耳を食いちぎられるかのような少しの恐怖と、今までとは異質の快感が、彼の快感を倍増させます。
2. 首筋への甘噛み
噛む部分は胸鎖乳突筋です。ここに歯をぐっと押し込む要領です。そしてその形をキープしたままゆっくりと顔を離します。ポイントは大きく口を開けて、首筋に対して歯で圧をかけることです。
3. 手と指への甘噛み
まず指をしゃぶって行きます。いやらしくしゃぶります。指をフェラチオしている感じです。彼がその快感に慣れたところで歯を立て、指先を噛みます。手の平も挑発的に舐め、手の側面をがぶりと噛み、彼を強烈に見つめ幻惑させましょう。親指の付け根も同様です。舐めて、しゃぶって、強く噛む。
4. 腕への甘噛み
あくまで挑発的に彼を見つめ、べろりと舐めあげます。次に、口を大きく開き、噛み、自然に離れるまで引っ張ります。二の腕も同様にします。女性は捕らえた獲物を味わう獣のように大胆に、そして挑発的に彼を責めます。
5. 乳首への甘噛み
乳首に対して歯で噛みます。そして噛んだままの形をキープしたまま、ゆっくりと顔を離していくのです。大変敏感なところで、感度にも個人差があります。敏感な彼の場合は、耳たぶと同じように下の歯を唇でカバーしてみてください。乳首への甘噛みは意外性が物を言います。始めはキスをしたり、舐めたりして、彼の快感を高めておき、不意に噛むのです。瞬間、軽い痛みと快感が電撃のように彼の頭を突き抜けていくのです。
6. お腹への甘噛み
口を一度大きく開けてバキュームしたところで、吸いつけたところでバクっと噛みます。吸玉療法みたいな感じでバクっと吸い付いて、口の中に盛り上がったお肉をがぶりと噛みます。今まで経験したことのない感触に、彼は驚くはずです。
7. お尻への甘噛み
まず彼の股間に入ります。ラブリーにお尻にキスをしながら、センシャルタッチをして行きます。特にアナルギリギリのお尻の割れ目は大きな性感帯です。ここを責めて、彼の意識を集中させておいて、お尻に思いっきりがぶりと噛みます。お尻の肉への刺激はかなり強めでないと効果がありません。彼が声を上げるくらい強く噛みましょう。
ペニスへの愛撫
ペニス、それは彼の分身であり、彼とあなたをつなぐ聖なる橋です。この15 CM 程度の肉の塊は、最大の性エネルギーの生産所です。ここをあなたが握れば、大きな性エネルギーの循環が起こります。ただ、握ってしごけばいいわけではありません。性急な摩擦は射精を導くだけの虚しいものです。しかしここで紹介するペニス愛撫法では、目先の射精を防ぎ、性エネルギーを増幅させて、彼を全身性感帯へと変貌させます。ここではオイルを使う前提とします。ローションを愛用されている人も多いようですが、海藻を原料にしたローションは体温を奪い、乾きやすく、シーツや枕などにつくと後始末が大変なので、使い勝手のいいものではありません。マッサージ用のオイルがおすすめです。オイルなら肌に馴染んで整える効果もあり、後始末もラクです。
1. 揺さぶり愛撫法
男性のペニスが立ってない状態の時に、根元を持って、左右にプルプル揺さぶります。この刺激によってペニスがだんだんムクムクと大きくなります。
2. バイブレーション愛撫法
亀頭にバイブレーションの刺激を与える方法です。手の人差し指から小指をくっつけ、親指と4本の指で手の形をコの状態にして、これを水平にした状態で、持ってるペニスの間に挟んでパタパタパタと揺さぶります。そして上から下→下から上とプルプル揺さぶります。亀頭が一番感じるところなので、亀頭のところを重点的にパタパタとします。
3. ソフトタッチ愛撫法
まず亀頭にオイルを2,3滴垂らし、まんべんなく塗りつけます。そして、亀頭全体にまぶしていきます。強くグリップするのではなく、優しく竿と亀頭をタッチしていきます。
4. 摩擦愛撫法
ソフト愛撫法よりも、より密着感をペニスに与えてきます。一番やりたいのは亀頭を愛撫することです。ですから左手で皮が上がらないように、親指と人差し指の手で持って抑えてしまいます。そうすると皮が上に上がりません。この皮が上がらない状態で、亀頭を中心に愛撫していくのです。左手は水平な状態で、根元をしっかりと押さえて、皮が上がらない状態にして、この状態のペニスに対して右手で上下していきます。手の平が亀頭を包み込むようにして、亀頭を中心にして上下させていきます。ちょうど締まりのよい膣のようにして、しっかりと亀頭を中心として愛撫していきます。時々、変化をつけるために速度を変えるのもいいです。そして、またゆっくりとスピードを戻していきます。
5. ボトルキャップ愛撫法
亀頭をボトルのキャップのようなイメージで、これに対して指の腹で擦っていく愛撫法。なるべく指の腹が亀頭全体に密着するように、上まで擦って、戻していく。カジュアルに軽く軽快に。左右にカリのあたりをネジっていきます。
6. ローリング愛撫法
手の平を使ってこすり付けるような感じでカリを撫で回します。ペニスが安定するように片手でホールドしながらです。
7. カリ首愛撫法
亀頭のエッジ部分をカリ首と言います。ここは非常によく感じる性感帯です。手をコの字にしたときの親指と人差し指の間の皮の部分で、エッジをひっかけて愛撫していきます。
8. スクリュー愛撫法
最も刺激の強い感じるテクニックです。ペニスの握り方は、これまではペニスを平行状態に握ってきましたが、この愛撫法では、手を逆手にしてグリップして、手を回転させながら上下させていきます。その際、手の平全体で亀頭を包み込んでいくイメージです。
スローセックスはイクことが目的ではありません。快感を持続させながら楽しむところにその目的があります。しかしペニス愛撫によって、彼が射精しそうになるときがあります。その場合はそれを回避させた方がいいのです。その時はバイブレーション愛撫法を使ってください。そして彼に呼吸を短く吸って、長く息を吐くようにお願いしてください。そうするとイキそうなったテンションが次第に下がっていきます。ですからあらかじめ彼に射精しそうになったら合図をしてもらうようにお願いしておくのです。こうして落ち着いたら、またローリング愛撫やカリ首愛撫などをやってみてください。この繰り返しで男性はどんどん高いレベルの快感を享受することができるのです。
フェラチオまでのテクニック
これまで、個々のテクニックを紹介してきました。しかし現実には、同時に二つのテクニックを使うことが多いです。これまでの復習を兼ねて、キスからフェラ直前までのテクニックの実践を見てみましょう。
あなたがセックスの主導権を渡されても、いきなりフェラチオするような事はいけません。フェラチオに至るまで、どのくらい相手にフェラチオを期待させるかということが大切です。これまで習ったテクニックを複合的に使い、ゆっくりと焦らすようにフェラチオへの道筋をたどった時、彼は経験を超えた快感を手にできるのです。彼の顔にセンシャルタッチをしながらキスです。キスはソフトなものから、徐々にハードにしていきましょう。タンキス、ディープキスと激しくしながら、彼の脇腹へのセンシャルタッチです。ソフトなタッチの感覚の中に随所に、スクラッチ、鷲掴みなど強いタッチを加えてください。スローセックスを楽しむにはテクニックの緩急が肝心です。
1. キス、そして乳首の愛撫
可愛いサウンドキスを、顔から首筋に散りばめ、彼を楽しませます。一転して首を大きく舐め上げ、いやらしさを感じさせます。そして耳たぶを甘噛み。彼は M 的な快感をも手に入れるのです。再び顔、首筋への可愛いサウンドキスでリラックスさせます。そして首筋の舐め上げです。同じパターンなので、彼は次を期待しているはずです。期待を叶えるのも、叶えないのもあなたの自由です。楽しんでください。首筋へ大きく甘噛みです。思い切り歯を、胸鎖乳突筋に押し当てましょう。
2. 鼠径部、睾丸部へのセンシャルタッチ&乳首責め
体勢を少し下げます。オーラルは乳首、手は鼠径部に届きます。鼠径部、睾丸部をセンシャルタッチしながら、乳首を舐めて、首に甘噛みです。自分の中のいやらしい気持ちを表に出してください。無抵抗な彼を犯す気持ちを持ってください。
彼の指をしゃぶりながら見つめ合います。目で自分が興奮していることを伝えましょう。彼の手をキャンディでも食べるようにまんべんなく舐めます。アクセントで甘噛み。噛まれた時の彼の顔を楽しみます。
腕を持ち上げ、同じように舐め上げていきます。片手は脇腹へのセンシャルタッチを続けています。うっとりとしたところで甘噛み。加えて乳首のつまみ上げという強い刺激の連発です。脇から二の腕も同様に愛撫していきます。彼は舐められるヌルヌルとした感触と、センシャルタッチの微細な感触が入り混じって、体の中から熱くなっていくのを感じているはずです。
3. 脇腹への舐め上げ
さらに体勢を下げます。無防備な脇腹をキスから舐め上げ、そして甘噛みです。脇腹の甘噛みは口を大きく開け、吸い上げて、噛みます。こうしている間も右手は脇腹、さらに手の届くようになった太もも部分へのセンシャルタッチを怠らないでください。
4. ペニスに意識を集中させて太ももにスクラッチ
さらに体勢を下げ、彼の股間に入ります。彼はフェラチオの期待を高めていますが、十分じらしてください。パンツもまだ脱がしません。その上から、大きくなったペニスに唇を当てます。彼の意識がペニスに集中してきたら、太ももへスクラッチです。 あなた自身も彼のペニスの形を、唇で楽しみ、興奮して下さい。
5. ペニスへの愛撫
いよいよ彼のペニスが露わになりました。勃起したペニスには、オイルを3滴ほど垂らし、よくなじませます 。もしまだ勃起していないようなら、揺さぶり愛撫法からバイブレーション愛撫法を使って、十分勃起させましょう。滑りの良くなったペニスを愛撫しながら、複合プレイをします。
ペニス愛撫は、摩擦愛撫法をベースにして、他の愛撫法はアクセントとして使っていきます。片手は常にペニスを握り、性エネルギーを循環させ続けてください。再びソフトなキスから首筋へのオーラルテクニックです。ペニスへの刺激はまだゆっくりです。首を舐めながら、耳に息を吹きかけたり、いやらしい言葉を囁いたりと聴覚からの刺激も演出してみてください。ペニスを愛撫する時、つい竿部分ばかりをこすりがちですが、ここでは亀頭を重んじます。竿から亀頭までねっとりと愛撫するようにしてください。
体勢を下げ、ペニスを愛撫しながら、乳首舐めです。腕が楽になるために、ここからはアクセントを付けたペニス愛撫を取り入れましょう。バイブレーション愛撫法、ボトルキャップ愛撫法、ソフトタッチ愛撫法、ローリング愛撫法、カリ首愛撫法、スクリュー愛撫法。彼の興奮する表情を見ながら、速度も徐々にアップさせていきます。男性によってもペニスの性感帯の位置が微妙に異なります。丹念に愛撫しながら、彼の一番のスポットを見つけて行ってください。さらに彼の息が荒くなってきました。ペニスの快感を楽しむ官能モードから、射精モードへ移行しつつあるようです。しかしここで射精させてはいけません。もっともっと性エネルギーを溜めて、大きな快感を求めるのです。射精モードに入ったら、バイブレーション愛撫法です。そして、彼には、短く吸って、ゆっくり吐くような呼吸をするように言ってください。彼が落ち着いたら、続きを始めましょう。
フェラチオテクニック
セックスの時、演技をする女性が70%以上もいると言われています。あなたも思い当たりませんか?感じたふりをすることで、彼のテクニックを低レベルに定着させてしまうのです。当然、あなたが本当に感じる機会を失わせることにもなります。しかし演出は必要だと考えています。演技と演出、何が違うのでしょうか。演出は、あなたと彼との興奮を高める仕掛けなのです。例えば、部屋に甘い音楽をかける、アロマを焚く、いつもよりセクシーな下着を着る、そんなものも大切な演出です。そしてフェラチオでも演出が重要になります。黙って黙々とペニスを愛撫することもできますが、自分の興奮を素直に、そして彼も分かるように少し過剰に表現してみてはどうでしょうか?それも演出なのです。
1. ペニスの性感帯について
ペニスの茎の部分はそれほど性感帯ではありません。睾丸の部分、それから裏筋の部分は舐めたりすることによって感じる部分です。それよりもより感度が高いところがつなぎ目の部分です。そして、亀頭全体、これが女性のクリトリスに当たる部分で、とりわけカリ部分も感じるところです。
2. ペニスキス
まず睾丸から、キスをしていきます。サウンドキス。音を出してキスをしていく。睾丸から根元、そして竿へとキスをしていきます。 徐々に上がっていきます。今度は、亀頭の先端あたりをキスしていきます。
3. ペニスの舐め上げ
睾丸はすごく繊細です。強く刺激すると痛みを感じてしまいます。ですので本当に優しく、圧を加えない程度に舐めていくのがポイントです。優しく舐めていきます。次は竿を舐めていきますが一回で終わるのではなく、二度三度と舐めていきます。亀頭に行くのかと思わせておいて、また竿を舐め戻すというように焦らしていく。
4. ペニスの咥え方
まず唇全体で亀頭全体を舐めていく、口に含んでいく。歯を立てないのは、初歩の初歩です。ここでは唇でもってカリの部分を刺激していきます。ポイントは、なるべく吸引するような感じで、そうすると口の中で亀頭とより密着していく感じになります。それから単調に亀頭を刺激していくと飽きがきてしまいますので、スピードの変化をつけていく。ちょっと早くなったと思ったら、またゆっくりと、といった感じです。
男性は目や耳で感じる生き物です。ただ黙々とフェラチオするのは芸のないことです。フェラチオのとき、さらに彼を興奮させる演出をしてみましょう。自ら興奮してるように熱い吐息を出して舐めていく、興奮を表すのにさらに腰を振ってみる、そしてペニスを舐めながら時々、彼の顔を濡れたような眼差しで見つめるのです。口の中でペニスがひときわは固くなっていくのを感じませんか?このようにパートナーの興奮を盛り上げる演出を随所に散りばめてください。演出は、彼ばかりでなく、あなた自身の気持ちを盛り上げていくのだということに気づくと思います。
スローセックス実践
ここまで前戯で、もう二人はいつ挿入してもいい状態となっています。性エネルギーが満ちている状態です。時間を忘れて、つながったまま、時には動きを止めつつ、言葉を交わしてみてください。そうすると、いつか気づくでしょう。肉体的な快感がこころを満たす幸福感へ変わっていきます。
1. 素股プレイ
素股の一番の魅力は、挿入をしていないにも関わらず、挿入時と同じような視覚的刺激や肉体的快感を楽しめることです。特に女性が主導となって行う騎乗位での素股は、女性自身が腰を動かしている姿を見ることができ、男性にとって興奮に繋がります。コツは、竿部分を手で持ってもらい、陰部へ引き寄せて、小陰唇でペニスをはさむようにして、クリトリスに亀頭、またはカリが当たるように擦ることです。お腹側にペニスを少し倒すとやりやすいかもしれません。股で挟むだけではなく、手でペニスを包み込んで同時に動すと、男性もより気持ちよくなることができます。
この体位は、女性も自分自身で気持ちいい場所を擦ることができるのがメリットですが、男性としても、してもらいたいプレイの一つです。男性は、目と耳の刺激で興奮するようになっています。ですので、女性も、ただ擦ってみるだけではなく、意識的に喘ぎ声をだす、彼にキスを求める、興奮するなど演出をしながら男性のペニスを、自分の手でもって愛撫してもらいたいと思います。
さんざん焦らしたあとに、これからいざ挿入となっていくわけですが、ここで女性がしっかりとコンドームをつけてあげます。コンドームの上からオイルを垂らしていくと、この後ゴムずれしなくなります。騎乗位での挿入は、一気に入れてしまうのではなくて、焦らしながら入れていきます。徐々に入れていきます。スローセックスは、ただ快感を貪るためのセックスではなく、演出しながら二人の交わりを楽しんで行くところに価値があります。
2. 対面騎乗位
中に入れた瞬間に高速で腰を振ってしまうのではなく、やはり徐々に加速していくという方がよいです。そして最終的に、我を忘れて没頭していくというのも演出です。
3. 後傾騎乗位
対面騎乗位から、後ろに手をついた後継の騎乗位です。これは結合部分が男性からもよく見えるため、男性を視覚的に興奮させることできます。
4. M字騎乗位
両膝を地に付けずに、膝をたてた体位です。そうするとますますこの結合部分が見えてくるわけです。普段は恥じらいのある乙女が、こういうところで大胆に娼婦になった気持ちで割り切って振舞うと、この落差が男性を興奮させるのです。騎乗位は男性が仰向けになっています。仰向けになっているというだけで、女性は自由にキスしていけるわけです。男性と女性の役割が逆転しているわけです。女性がキスを求めると、男性はあたかも女になったかのような錯覚を起こすわけです。逆に言えば女性は男になったような錯覚を起こすわけです。男になった気持ちで、彼を犯す気持ちでアプローチすると、これが彼に伝わっていき、男性を興奮させるのです。
5. 対面座位
ここで、男性が我慢できずに起き上がると、男女が向き合う体位となります。騎乗位は、女性主体の体位のため、どうしても男性は我慢できなくなって射精してしまうのです。座位になると、そのテンションが少し下がるのです。ペニスへの刺激はあまり強くないため、男性側は長持ちさせることができる体位です。座位になったときに、空いてる手で、彼の背中をちょっとスクラッチしてみてください。彼は不意打ちのようにぞくぞくとして、得も言われぬ快感を感じてしまいます。
6. 正常位
男性に主導権が移ります。正常位ですと、どうしても男性が主導の立場に立ってしまうため、女性は受身になって何もしないことが多いのですが、女性が空いてる手で男性を愛撫すると、その健気な気持ちに、男性は嬉しく感じるものなのです。
彼がイクモードに入ってきた時、できれば気持ちを言葉に出してほしい。「来て」とか、そういう言葉を挟んでもらうと、男性は嬉しいわけです。また、射精してしまうと男性はすぐ体を離そうとすることがあるわけですが、「もうしばらくこのままでいて」とセリフを口にすると、これもまた男性としては嬉しいのです。
騎乗位について補足ですが、騎乗位の時に前後に腰を動かすと、ペニスと子宮頚部がこねあい、絶妙な快感を生み出します。ポイントは、腰椎の2番・3番の骨を支点として腰を前後に振ることです。腰を上下に激しく動かす方がいますが、子宮頚部の快感を得るためには、子宮頚部を支点とした前後運動なのです。